2005プロ野球かくあるべし!
21.ファンクラブとファン感
楽天イーグルスの、メルマガ登録しているため、イーグルスの情報は頻繁に届く。当初は、楽天市場やグループ各社の案内なども、大量に届いたが、全て配信不要の手続をしたので、今はイーグルスのみである。で、最近届くもの多いのが「ガラガラのファン感謝祭」ということ。楽天は、ファンクラブ会員以外は有料ということは、あちこちで報道されているので知っていたが、何で当日じゃないのに「ガラガラ」なのが判るん?ということで、公式サイトを開いてみたが、そのからくりが判った。ファン感謝祭については、チケット制を敷いているのである。要は、ローソンなどのチケット券売機で、事前にチケットを購入する仕組みになっており、仮にファンクラブ会員でも無料ではあるが、事前にチケットを発行してくださいとのこと。これは、面倒な話であるし、ここにも楽天の「気軽さの無さ」が見える。
そもそも、ファン感の主旨は・・・どの球団も、最近は変化はあるが11月23日に開催している。これは、1年間の応援の感謝を込めて「ファンを招待する」ということで、当然入場無料は、あのGやTもそうである。Gなどは、その人気を利用して、知らない人を相手に、無料なのにダフ屋が登場したこともあったそうだ。そして、この時季はちょうどファンも野球が恋しくなるころで、選手も秋季キャンプを終え、シーズンオフに入る直前。最近は、新監督のお披露目などもあるが、ファン・選手互いに1年の慰労や、来季もまた頑張ろう的な色彩がある。そして、ファン感の場で、来季のファンクラブ加入が、当然の手続である。よって、近鉄が2002・2003年に実施した、本拠地最終戦でのファン感?などは、愚の骨頂である。
楽天の場合は、まず東北各県で実施するのは大変良いこと。一口に東北と言っても、それはそれは広いので、仙台まで行かれない方も居る。よって、少しでも近くで開催することは、その地域の方々には有難い話である。また、微妙に開催日をずらすことで、熱心なファンはMAX3回行けるのも良い。一方で、ファンクラブ会員以外の入場料1000円についてだが、なるほど、確かに「差別化」という点では理解できなくもないのだが、しかし本来のファン感の趣旨である「招待」という観点からすればやはり変だ。1000円という値段が高いか安いかの議論ではなく、有料という概念。ファンになってもらう活動は、まず来て貰うということが重要で、逆に商売を考えるなら、入口を塞ぐような有料化は考え物である。既存ファンクラブ会員との差別化は、入場後のアトラクションやサイン会などの参加、或いは座る座席に差別化を図れば良いのではなかろうか。その差別化は、会員か否かという点もそうだし、フルスタの試合観戦数の要素も加えても良い。それでも、ファンクラブ会員以外でも、例えば2006年のファンクラブ会員に加入手続きすれば、何らかの恩典があるとかすれば良いだろう。とにかく、入口を塞ぐような行為はファンは敬遠する。しかし、この行為は楽天だけではなく、ソフトバンクも行っているし、既に来季のファンクラブ会員募集要項に「ファン感謝祭への参加」などと唄っている球団も出ているので、今後定着化しそうな動きになっているが懸念される。
今季は、フルキャストスタジアム宮城の改修に伴い、別の開場を借りたりする関係上、使用料を払わないといけないこともあろう。しかし、それはファンクラブ会員が支払った会費や、当日の出入り業者から徴収するテナント料で賄うべきであろう。事前チケット制を含め、どうも敷居が高いと言うか、私のような関西の近鉄ファンからすれば、プロ野球チームってそんなに偉いんか?という疑念を抱いてしまう。
近鉄時代は、藤井寺球場や大阪ドームなど、当然本拠地球場で開催されたが、時として「あやめ池遊園地」などの、近鉄の所有する施設で実施したこともあったが、まことにもって不評。やはり、野球のファン感だから、いつもの球場でやって欲しい。入場無料はもちろんだが、当然飲んだり食ったりするし、グッズ処分のための安売り品を購入したり、何よりも阪神タイガースと同じ日に開催することで、純近鉄ファンのみの集まりとなったので、誠に雰囲気はよろしかった。だから、2002・2003年のような愚行は、大阪ドームの使用料が高いのであれば、藤井寺でやれば?ってのが当然。
昔と違って「セリーグはここ・パリーグはここ」のようなファンが増えているのは、何となく判る。よって、23日に12球団集中開催は、むしろ不評なのかもしれない。あっちもこっちも、或いはファン感だけのハシゴをするような人もいるであろう。しかし、集中開催することで、正味のファンがどれくらいなのかというのも掴みやすいだろうし、1年間スタンドで応援してきた人や、これからファンになろうかという人だけの集まりで、良い気もする。もちろん、今季のロッテのように、優勝したチームは大々的なイベントになるのは当然だと思う。
特に思うのは、パリーグは新たなファンの獲得のために、このファン感を大いに利用すべきであろう。上記に記載したとおり、敷居を取り払い、間口を広げることが、まずきっかけとなる。よって、球団職員は非常に大変なとこだと思うが、むしろファンを規制せざるを得ないシーズン中より、ファン獲得という大命題の元、1年で一番大変な日・重要な日として取り組んだら良いと思う。楽天も、ガラガラとか言っていますが、当日になってくる方は、それなりに多いと思いますよ。昨年は、合併当事者の近鉄とオリックス、産業再生機構入りしたダイエー、親会社の不祥事の西武と、パリーグ4球団がファン感を実施せずという、ファン無視も甚だしかったパリーグ。各種事情があるにせよ、それとは切り離して実施すべきだと思った。再び、光を放ちつつあるパリーグであるから、どうか間違わないで欲しいと願う。
私ですか・・・・別に仙台は行きません。有料化は、別に関係ないのですが、そもそも野球の試合以外のイベントは、殆ど興味が無いです。近鉄のときもそのときの気分で、行く行かないでしたので、わざわざ仙台まで出張ることもないです。