野球の話(バファローズの話)

スタンドマナーの厳守

昨年だったか、バファローズの試合がない木曜日、会社から帰ってきてテレビのスイッチを着けると、関東系セリーグの超人気球団の試合中継が行われていて、今まさに試合が終了し、その球団が破れた瞬間だった。殆ど興味がないので、TVのスイッチを入れたまま着替えたりしていて、冷蔵庫からビールを持ち出し、夕刊でも読もうかと腰を降ろし、ふとブラウン管に目を向けると、グランドに投げ込まれた橙色のメガホンが映し出された。それを見て「あ〜あ、マナー悪い奴が居るな」と思ったが、次に聞こえたアナウンサーの言葉に耳を疑った「お客さんの気持ちも判りますね、E川さん」。はぁ?何言うてんねん、こいつ!

私は、あまりバファローズ以外のプロ野球を、観戦しないので、他球団の事情は良く判らない。以前は、大阪球場の南海戦や、西宮球場の阪急戦も、暇があれば出かけていたが、GS神戸の(近鉄以外の)オリックス戦は、3回ほどしか行ったことがない。いや、時間があれば、もっと行ってみたいと思っていたが、如何せん社会人になると厳しい。ただ、同じ関西圏のセリーグ、甲子園球場でのプロ野球は、どんなに暇でも行こうという気にはなれない。それは、たまにTVニュース等で見る雰囲気を見て、本当に嫌気が差すのである。何よりも、あの球団の場合「グランドに物を投げ込む」行為が、もはや定番のように感じる。実際には、そんな者は一握りであり、どうしてもファンが多いセリーグは、悪質な者が混入する可能性が高いのが事実であろう。

スタンドで観ている者は「客」である。それは間違いない。更に、自由席エリアでは、私設応援団のリードによる応援もあるし、スタジアムでは酒類も販売される。したがって、少々興奮状態になりがちで、つい度を越すバカ者が、毎試合必ず出てくる。「野球場って、何でもありやん!」などと、勘違いしてはいけない。チケットの裏には、所定のルールが記載されているので、それは守らなければならない。まあ、そうは言っても、杓子定規過ぎるきらいもあるし、あれを全て厳守したら「盛り上がり」という点で、欠如する可能性もある。だから、多少のルール違反も構わないと思うが、そこには「他人に迷惑かけない」「自己責任」という大原則がある。これが守れなかったら、退場してもらうしかない。ひとつひとつ書いてみようか・・・

<メガホン等投げ入れ>

言語道断である。プレイ中であれば、試合を止めることになるし、試合終了後でも、係員さんに迷惑がかかる。同時に、最近多くなった「ジェット風船」も、決められた場所と、決められたタイミングだけに留める必要があり、それ以外の場合は、やはり片付ける係員さんが迷惑する。ちなみに、GS神戸・東京Dは禁止で、大阪Dは7回の攻撃が始まるときだけである。勝ち試合で、試合終了と同時に飛ばすバカ者が多いのには閉口させられる。

<ビン缶類の持込>

禁止の主旨は、興奮して投げ込まれた場合に、危険が増幅することにあるので、投げ込まなければ、基本的に構わないと思う。ただし、投げ込んだら、2度と野球場に来ないで貰いたい。また、球場内の飲食物の販売を促進するためなのであれば、適正価格に設定し、尚且つ好ましい味を球場側には要求したい。高くてまずい、大阪ドームなどは論外である。

<場所取り>

自由席エリアで、しばしば問題になる。要は、常連の人が必要以上に場所を取り、行っても好きな場所に座れないということ。しかし、一人で3・4個も席を確保することはないし、せいぜい2人で3席、3人で5席程度である。それも、混雑するようであれば、適当に座席を空けている。ただ、それ以上に、自由席で好きな場所に座りたければ、それなりに早く来るなりの、努力はべきである。試合開始直前に、のこのこ来ている者に、文句を言われる筋合いはない。また、遅れて来る者に対して、場所を確保しておくことだが、これは「応援仲間」を造った者勝ちであって、これを造るためには本人も「常連」である必要もあり、ロクに来ない奴は常連になり得ない。ただ、最近はネットを通じて「今度大阪ドームに行きます、一緒に応援しましょう!」など、遠隔地の方に頼まれることもあるが、既に面識がある方で常識的な方であれば、喜んで場所を確保していたが、得体の知れない者とか、ちょっとマナーに問題ある者は避けていた。だって、コイツが奇声でも発しようものなら、周囲からの視線が厳しくなることこの上ない。

<変な応援・ヤジ>

他球団グッズについては、別項で書いたのでここでは書かないが、気分が高ぶり非常に耳障りの悪いヤジには閉口させられる。例えば、相手チームに得点が入り反対側のスタンドが盛り上がると、聞こえもしない相手応援席に向かって「うるさいんじゃ、ぼけぃ」とか、イージーフライを相手がキャッチすると「取るな、ぼけぃ」など。そんなのプロなんだから、取って当たり前じゃねーか。私は、こういう奴等と何度衝突して・・・と、言うか一方的に排除して来たことか。

まあ、いろいろ書いてきたが、別段難しいことではないと思うが、如何なものであろうか。一方で、地元関西の方の中には「だから外野席は嫌なんだ」という方がいると思う。それに対して、私は否定はしないし、賛同もしない。ただ、勘違いされてはいけないので、外野席の常連だった者として書いておくが、球団や関係者から特別な優遇を受けていたわけではないし、知らない方をむやみに排除したこともない。試合が終われば、自分が出したものはもちろん、他人が片付けなかったゴミだって片付けたし、靴のまま座席に立つ子供たちも注意してきたし、お互いにマナーの厳守を心掛けていた。それは、我々一般ファンはもちろん、私設応援団もそうだった。まあ、この手の「勘違い」ファンは何処にでもいるが、セリーグよりもパリーグファンの方が、圧倒的にマナーが良く、あの福岡ドームでも、ホークスファンに気分を害した記憶がないのは、パリーグファンとしては誇りに思っている。我が近鉄バファローズにしても、全般的にスタンドマナーは良かったと思うし、最終戦に行われる相手球団とのエール交換などは、スポーツの素晴らしさを再認識させられるものであった。

ただ、バファローズの応援は、「いてまえ!」「いてこましたれ!」「たたみ込め!」など、威勢の良い応援言葉が多いので、我々関西とくに南河内の者には耳慣れた言葉であっても、他の地域の方には勘違いしやすいかもしれない。ただ、その上でこれはあくまで、インプレー中の「遊び」であって、意味違いをしてはいけないのである。けど、時代は変わってきたのかな、ということも感じており、その話は後日にでも・・・